SBI:Sleep environment & Bedding goods Instructor
睡眠環境・寝具指導士®インタビューと活動報告

SBI:睡眠環境・寝具指導士®更新論文より
なるほどの声

■寝具編
・まくらの使用満足度は50%レベルで 提案余地はいくらでもある。これだけ不満足度が高いのは、頭(脳)を支えるというメンタル要素があるのではないか。

・敷ふとん以上にまくらに悩む人が多い。8:92(重量バランス)を理解するとS字ラインで一体なので、まくら悩み解決は大いに敷にあるといっても言い過ぎではない。
敷から選ぶのが定石であり、まくらを先に選ぶのは本末転倒である。敷にまくらを合せないと結局は体に無理が生じることになる。

・若者はマットがあれば敷はOKと思っている。
ふとんの機能が理解されていないから、耐用年数もわからないものである。

・敷ふとん診断は、上面が柔らかく、下面が硬い仕立が基本である。
 身体に表裏あるように敷ふとんにも寝具として表裏があるのが当然である。

・古代敷具は、蒲、かや、稲わらで編んだ むしろ であった。平安貴族は畳敷に進化した。江戸末期から綿わたとなり、獣毛、そして化繊、ウレタン等に発展していった。
その背景には、筋肉がリラックスして楽に快適に眠れるという必然 があった。

・Gordon&Butter2009調査では、オーストラリア人も野生チンパンジーも霊長類の寝位は、一晩のうち70%位が横向き寝であり、そのほとんどは右横臥位との研究が示されている。思うに呼吸のしやすさと、重い臓器の肝臓を下にし、胃から腸へ流動性のよい体側右下寝ということであろう。

・冷え性: 冷え性は体質的要因なもので抜本的治療法なく、寝具含めた対処療法しかない。

・羊、馬等の体温39℃、鳥42℃である。水鳥は体温を42℃に保持しながら極北から熱帯地域まで生息している。中わたに水鳥羽毛のエアコン機能が選ばれるのは自然の理である。

■睡眠編
・寝室には時計を置かないことで、入眠時や夜中に時計は見ないことも眠りのコツである。

・快適睡眠の為には、寝床内では皮膚温度は高く保たれ、深部体温は下がることが大切です。

・東京疲労・睡眠クリニック 梶本先生によれば、涼しいと感じる室温は 男25℃、女27℃。この2℃の差は大きいとのことである。寝室が夫婦同室の場合は、男の低い温度に室温をあわせて、夏でもふとんの厚や薄を掛けて体温調節するのがよいと言われておりました。

・50代以降の高齢夫婦は家庭内寝室別居がよい。男女の暑がり寒がりもあり、就寝、起床時刻も違い、夜間のトイレ行動等でお互いの睡眠リズムに支障をきたすと思うのです。

・犬は汗をかきません。体温調節は鼻から吸って、口から吐いて体温39℃に調節している。
 人間も同様で、腹式呼吸法のように鼻から吸うことで脳を冷やし、口から吐くのが自然だ。

・睡眠健康的な寝具情報が玉石混交の洪水のごとく市場に流布している。消費者に正しい情報が得られるように業界としてルール作りが必要である。列のない乗車口のようである。

・1997年頃、成人病でなく生活習慣病と呼ぶようになった。若年層をも含む予防策である。

・短命県日本一は青森県とのことで、弘前大学:中路教授によれば長寿の長野県と年代別死亡率で比較すると多くの年代で上回り、男30~60代では2~6割も高い。高齢になって急にバタバタ死ぬのではなく、若死にが平均寿命を短くしている。死に至る20~30年間の喫煙、飲酒、塩分、運動、肥満等の生活習慣性数値が軒並み悪いとのことである。

・メタボリック頻度は健常者では22%である。閉塞性睡眠時無呼吸症患者では50%である。SAS重症患者を放置すると、18年間で40%以上が死亡する報告がある。

・総務省家計(2人以上世帯)調査統計2019年度:家計支出平均月額283,000円。内訳で寝具832円、健康保持用摂取品(医薬品除く)1,111円である。睡眠キーワード検索では味の素、アサヒ飲料、大塚製薬、オムロン他寝具外企業が連続する。
 これでは、健康産業としての寝具業界の未来は話せないのではないか。

・IoT内臓敷ふとん等で睡眠はデジタルデバイス管理され、睡眠の質や温湿度、心拍、呼吸量等を計測される生体センシングのデータをもとに、最適な睡眠環境を調整できる寝具により、日中の最高のパフォーマンスが発揮できるように消費者から求められている。

・朝日新聞記事で大阪大学免疫学フロンティア研究Cの宮坂教授によれば、免疫は体内時計がつかさどり、昼は免役が強くなり、夜は弱くなるそうです。体内時計を乱さないように、毎朝きちんと朝日を浴び、軽い体操・散歩などでリセットすることはとても大きな意味があるそうです。

以上